とある男性利用者をお送りしたときのこと。
いわゆる老々介護で、奥様は長身のご主人を車いすからベッドに移すことはできません。そこはもちろん私たちがお手伝いするところ。利用者は歩けない方ですが、柔らかい靴をはいていらっしゃいます。
帰りはベッドのあるお部屋まで車椅子でお連れするのですが、ご自身のベッドに移る前にお部屋で靴を脱いで頂いています。その靴をお部屋の隅に一旦置いてベッドにうつるという流れです。車椅子からベッドに寝ていただくところまでの介助を済ませてお送り終了!
「〇〇さん、さようなら!では失礼いたします!」
隅に置いておいた靴を手に取って、玄関の靴箱に持っていく…はずがそのまま持ったまま「失礼しまーす!」小走りにエレベータホールまで来たときに手に持っている靴に「ハッ」と気が付きました。慌ててお家に戻り「すみませーん!!間違って靴を持っていってしまって!!」奥様は笑っていらっしゃいます。
そしてまたその次の来所時にお送りしたそのスタッフ。「失礼しまーす!」と笑顔でドアを閉めて行こうとしたら奥様が「ちょっとちょっと!」またまた手には靴が!「この子よっぽどこの靴好きなんやなぁ。」と大笑い。
そんなことをするのはその(手癖の悪い??)そのスタッフだけなのかと思ったら・・・信じられないのですが、あるとき別のスタッフが全く同じ行動を取ってしまったという…。なにかあるのでしょうか…。その靴(笑)