どんなケアをしてるの?

ぐらんどは通いで利用できる療養デイサービスです。送り迎えや利用者さんの日中の介護などを行っています。

利用者さんは特に重度の障害や病気を抱えておられ、医療的ケアが必要な人も珍しくありません。一般的なデイサービスでは受け入れが困難な方が来られています。

私たちの目指すケア

 

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私たちは単に必要なケアをするだけでなく、もう一声!というケアをずっと考えています。「十分だ」「完璧だ」とは言えませんが、利用者さんと一緒に過ごす時間は「私たちができることを精一杯尽くそう!」と、ひとりひとりの困りごとを少しでも解消できるよう心がけています。

医療的ケアも行っています

 

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常時看護師がいるので、通常のデイサービスでは難しい医療的ケアも行っています。

  • 胃ろうなどの経管栄養の食事介助
  • たんの吸引
  • 浣腸や摘便などの排泄介助
  • 介護用リフトによる移乗介助、入浴介助

ぐらんどの毎日

hr.png利用者さんとスタッフの様子を紹介します。

お家まで送り迎え

毎日アワアワアセアセの連続です。

お家までお迎え

ぐらんどの送迎車は3台、全てリフト車です。運転スタッフと添乗スタッフ2名体制で行きます。

だいたい一台にお一人乗せて動いているので、1便2便3便という感じでピストンで、時間との競争です。

まぁまぁ焦る業務です。

時間短縮するには、例えばリフト車の操作に手慣れてスムーズに乗り込みの介助ができなくてはいけません。例えば利用者の身支度も手早くしなければいけません。スタッフの技量が問われます。ご家族の前でモタモタしたら「このデイサービス大丈夫かしら??」という疑念を持たれることにもなります。

落ち着いた様子でテキパキ動いたら「さすがだわ!」と思っていただけるかもしれません。

どちらにしても、実のところ、スタッフはアワアワアセアセしまくっているのです。

普通でもそうですが、このアワアセの度合いがさらに急上昇する場面、いろんなことがありますが、あるあるでいうと身支度を整えようとお布団をのけて体を起こそうとしたときに、おむつからの尿漏れ!衣類がぐっしょり、なんていうことがあったりするとがあったりすると・・・・どうするか。

それはケースバイケースなわけで、こういう時に判断しできる限りそれぞれ負荷の少ない選択をし、丸く収めることができるとグッジョブ!

日々いろんな場面に遭遇しますが、そういう経験が私たちの対応力を育ててくださっています。

おふろに入る

 

 

 

ぐらんどはお風呂屋さんと言えるかもしれないくらい、入浴のケアに力を入れています。

2つの個浴スペースに介護用リフトを設置しています。

介護用リフトは天井から上下するハンガーに吊り紐をかけます。

吊り紐のついたシャワーチェア(座面部分が外れるタイプ)で椅子ごと吊り上げるパターンと、スリングシートという吊り具に体をつつみ、吊り上げるパターンがあります。

その人の体の状態に応じて使い分けをしていきます。

おふろに入る

XY方式のリフトレール

利用者のシャワーチェアがどこにあってもリフトのハンガーがその位置まで動くことができ、浴槽に降りていく位置もそれぞれの体格や状態に応じて決める事ができるのです。

そういう可動域が柔軟なレールは介助する側にとって、とても便利で負担が少ないです。

それは結果として介助される側にとって良いケアに繋がります。(そのハズです!)

浴室の天井にレールがあるのですが、動いて浴室内のどの位置からも上下できるようにしてあります。

XY方式というらしいのですが、UFOキャッチャーをイメージしていただいたらわかりやすいと思います。

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からだを休める

その人が心地よい休息を見つけるために、からだの声を聞きます。

自分で動くことがむずかしい、ということの大変さは動けるわたしたちは、想像しただけでタイヘン!などと思えたりするかもしれないですが、本当は経験してみないとその辛さ大変さは絶対わからない。

横になっているとして、自分で身体をごそごそ動かせないとしたら、からだがキツくて硬くなっていくんじゃないかっていうのはなんとなくそうなるだろうなと想像できます。

でも、それも本当のところはわからない。

だから「わからない」を前提に、こうしたら楽、という決めつけもなしにして、ただどうしたら少しでも休まるだろうかと考えてクッションやまくらを体の下にしいていきます。

からだを休める

どんなふうに??

自分を支えてくれるものや場所がふわふわしていたらどうでしょうか。 そこに安心してもたれることは出来ないですよね。

からだを預けるにはある程度がっしりしっかりしていないと預けられません。とはいっても、それがカチカチの硬いものだったらそれもしんどいです。

しっかり支えてくれて適度の柔らかさもあってこそ、気持ちよく体を預けることができ、休まることもできるのだと思います。

まずそこを外さず、さらに体のカタチ(姿勢)が楽なように、仰向け、横向き、うつむき、、足や手の位置、曲げ具合、体の重みが部分的にかかって、例えば手が下敷きになっていないかとか、いろいろ考えて休む姿勢を調えていきます。これをポジショニングと言います。

正解なのかどうか???

ご本人がお話してくれる人だったら聞けますが、お話出来ない人のほうが多いのでとても心配です。

言葉でお答えをもらえないから、からだの様子で答えを探します。

いつも力が入っている手や足、首のあたりの緊張の具合、それが緩んできたら、おそらくすこしは休めているのかな・・・と思うのです。

でも、いくら楽な姿勢でもずっと同じだと苦しくなりますからぜったいやりっぱなしはいけないのです。

タイヘンといえばタイヘンですが、やっぱり手を抜いたらいけないところです。

寝る姿勢だけではなく、座る姿勢も同じです。動けないからこそ、その姿勢が楽なのかどうかを注視する、し続けることが大切です。

よだれをくって爆睡するわたしのようにみなさんにもほんと、やすまってほしいです。

ごはんを食べる

美味しく食べるを叶えるための食事介助を目指します。

ごはんはみんなで囲んで・・という感じではなく個別にそれぞれが食べています。なぜか。介助が必要だからです。

ごはんを食べる

ごはんの食べ方はいろいろです。

 

ふつうのごはんを食べる人もいますが、細かく刻んだ形状にしたものを食べる人、もっと食べやすくミキサーでペースト状にしたものを食べる人。嚥下に時間がかかる人。いろいろです。

口から食べることが難しい人もいます。
経管(チューブ)という管から胃に直接注入する方法で、入り口は鼻からの人もいるし、お腹に入り口がある人もいます。液状のごはんの人、半固形と言われる、ちょっとドロっとした形状のごはんの人もいます。

いろんな食事のカタチがあってそれぞれに合った介助をします。 一口の量も、ごっくんのテンポも当たり前ですが人ぞれぞれ。介助者が同じようにやっていたらおかしなことになります。 食事介助はほんとうに繊細な配慮が必要な難しい介助なんですね。 じっくり落ち着いて取り組みます。

ただ、おひるどきはスタッフにとってもおひるどきなんですよね~。 交代で休憩に行く時間帯なんで、少しずつ時間をずらしながら利用者のごはんの介助をしています。

そのやりくりが結構大変でアセアセします。タイヘンといえばタイヘンですが、やっぱり手を抜いたらいけないところです。

寝る姿勢だけではなく、座る姿勢も同じです。動けないからこそ、その姿勢が楽なのかどうかを注視する、し続けることが大切です。

よだれをくって爆睡するわたしのようにみなさんにもほんと、やすまってほしいです。

からだを動かす

ぐらんどに来られる方は、自分で体を動かすことが難しい人がほとんどです。

からだを動かす

日常生活を営むために必要最小限のこと、食べること、出すこと、やすむこと、からだをきれいに保つこと、が必要です。その必要な物事のためにからだを動かさなければなりません。それを助けるのが動きを助けること(介助)です。

例えば、ベッドから車いすへ移動する。(こういうのを移乗といいます)

リフトも使いますが、ご自身の足裏に少しでも力が入る方などには、

寝ている→寝返る→起きる→しっかり座る→お尻を上げる→椅子に座り変える

というような私たちがあまり意識せずにやっている一連の動作を再現するように、できるだけはしょらずにその方を動かす、もしくは動けるように助けることをします。

このためには、自分たちが無意識に動いている動きを学び直さないといけません。

介助する側の動きを見て「ああ、あんなふうに動かすのか」というのではなく、介助される側、自分で動くとしたらという視点でまず動いてみる。

その動きをよく確認したら、どうからだを誘導していけばいいかがわかってきます。

なかなか奥が深いのです。

そういう介助ができたら、介助される方はとても軽々と動いたように感じます。

そういうときは介助する側もとっても楽です。それがいつもできたらいいんですけどね~。

ぐらんどのひとコマ

試行錯誤の日々の中に、実は結構すごいでしょ?と自慢したいことや、現場であった小さいひとコマをクローズアップしました。

爪に技あり
ぐらんどには泥棒が??