ぐらんどについて

神戸市中央区にある、重い障害の方のための医療的ケアが可能なデイサービスです。

調え(ととのえ)

私たちは、まず私たちの心身を調えます。 私たち自身が、よい状態でなければよいケアができないと考えているからです。

からだの状態とくつろげる場をととのえる

また、私たちはケアを行う上で、2つのことを大切にしています。 

1つ目は、体のコンディションを調えること。
2つ目は、くつろげる場を調えること。

 

たったこれだけ?と思われるかもしれません。 ですが、たった2つとはいえ、ひとりひとり、違うそれぞれの求めるかたちに応えていくことに終わりはないと私たちは考えています。

そうした心がけによって、その方の緊張や遠慮という垣根をとりはらうことが出来たとき、本当の意味でのケアができる状態になります。 ご縁でつながり、ぐらんどに来られた方が、ここで過ごす時間を心地よく過ごせるよう、この2つに丁寧に向き合っていきたいのです。

来られる方とそのご家族、そして私たちそれぞれが、自分と相手を共に大切にできるように。 暢びやかな日々を生きるために。

そのための調えを私たちは日々励みたいと思います。

おうち時間への想い

 

ぐらんどに来て過ごしていただく時間。その時間でできること。

おうち時間への想い

お風呂に入ってもらってからだをきれいにする。

楽な姿勢に整えたり、からだをストレッチしたり、カチカチに緊張したからだの力を抜いてもらう。

排泄のお手伝いをする。

ごはんを食べてもらう。

そういう基本的なケアを相手を思いやって丁寧にする、大切にする。

ほんとうにこれらをちゃんとすることができたら、「大切にされている」と感じてもらえるかもしれない。

もし少しでも「大切にされている」と感じてもらえたら、そこからコミュニケーションは始まるのかもしれないと思っています。

それは直接の利用者の方はもちろん、お家にいらっしゃるご家族にも同じことが言えます。

ぐらんどのケアの大きな役割のひとつは、お家で介護をされている方の負担を軽くすること、やすんでいただくことです。

そのために来ていただいている時にやれることをできるだけやりたいです。

帰るギリギリにおむつを交換する。

できるだけ大きい方を出して帰ってもらう。

そうしたことでお家ではあまり出さずに済むと少しでも楽してもらえる。

結構頑張っていますが、生理現象なので、どうしてもうまくいかないこともあります。

「今日はあまり出なかったね…。」「ああ、次に来られるときまでお家では出ませんように…。」

自然に言葉になって出ています。

うまくいくととてもうれしい。 ほんとにとてもうれしいのです。

そして、ぐらんどに来ていただくことで、以前と違う様子になってきた。

どんなふうに変わるのか。それによってお家で過ごす時間にどういう影響を及ぼすことができるのか。

どう大切にすることができるかにかかっています。

 

とても難しいけれど、とてもやりがいがある。きっとそうです。

ぐらんどの毎日

送り迎えや利用者さんの日中のケアなどを行っています。
ぐらんどに通われている方は特に重度の障害や病気を抱えていて、たんの吸引や胃ろうなど医療的ケアが必要な人も珍しくありません。
一般的なデイサービスでは行われていない介護用リフトの利用など、ぐらんどでの日常をご紹介しています。

 

 

ぐらんどの毎日を見てみる

ぐらんどのブログ

ケアの方法や福祉用具、さらには働き方など所長が紹介しています。

ぐらんどのブログを見る